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イベント企画・コンサルティング事業を展開するTSP太陽株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:池澤 嘉悟)が開発したイベント運営アプリ「SHIROYAGI」が、大阪・関西万博における遺失物・迷子等のデータ集計に活用されました。

当社は、大阪・関西万博における「来場者サービス業務」を受注し、おもてなしを担うスタッフ「ゲストサービスアテンダント」の募集・雇用・教育・運営を担いました。その中で、運営の円滑化とアテンダントのサービスの質向上を目的に、当社が開発したアプリ「SHIROYAGI」が導入されました。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が2月4日に発表した「データから振り返る大阪・関西万博」によると、会期中の忘れ物の総数は約14.3万件※。迷子捜索の件数は1,841件、迷子保護の件数は1,003件でした。また、来場者サービス業務の一つとして貸し出したベビーカーの数は会期通じて約9.1万回。車いすの貸し出し数は1日最大656台、会期通じての利用回数は8.4万回でした。これらのデータ収集・集計には、当社が開発したイベント運営アプリ「SHIROYAGI」が役立てられています。
※パビリオン内で拾得されたものを含みます。なお、パビリオン内での忘れ物の管理については、SHIROYAGIの管轄外となります。

イベント運営アプリ「SHIROYAGI」は、イベント運営におけるペーパーレス・業務負荷軽減を目的に当社が開発したアプリです。これまでのイベント現場では、連絡・指示系統が繁雑で、情報の管理やスタッフ間の引き継ぎは紙ベースが主流でした。時にはスタッフの個人スマートフォンが使用されるケースもあるなど、セキュリティの面でリスクを孕んでいる場合がありました。特に大規模イベント開催時は常に臨機応変な対応が求められることから、スムーズで安全な情報共有の必要性を感じていました。
当社はこれまで数多くのイベントに携わり、主催・共催など多様な立場でイベントの開催経験を積んできました。そのノウハウを活かし、構想から約5年の月日をかけてアプリを開発いたしました。
本アプリにはチャット機能やデータの登録・保管機能を搭載しており、イベント運営業務の効率化とペーパーレスを実現します。スタッフの役割に応じて閲覧制限を細かく設定することも可能なため、個人情報の流出などのリスクを避け、リアルタイムで安全に情報を管理できます。アナログだった運営業務を効率化することでスタッフのホスピタリティ向上につながり、結果としてイベント全体の満足度向上が期待できます。
大阪・関西万博では、ゲストサービスアテンダントが持つ端末に「SHIROYAGI」がダウンロードされ、離れた地点にいるアテンダント同士や拠点同士、協会本部との即時的な情報共有に活用されました。また、会場内での「遺失物・拾得物」「迷子」「貸出サービス(車いすなど)」の情報を、本アプリで一元管理いたしました。

「SHIROYAGI」画面イメージ

大阪・関西万博にて遺失物や拾得物の 情報登録・管理に「SHIROYAGI」を 使用するゲストサービスアテンダント
大阪・関西万博には世界中から多くの方が来場されることが予想されたため、大量のデータを蓄積・処理でき、かつ高いセキュリティを維持できるよう、アプリ機能の一部を特別に拡張して使用しました。実際に、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が発表した会期中の忘れ物の総数約14.3万件のうち、ゲストサービスアテンダントが対応し、「SHIROYAGI」に登録された件数は約10万件にのぼりました。
「SHIROYAGI」を使用したゲストサービスアテンダントからは、「直観的に操作できてわかりやすい」「連絡手段が一元化でき、運営業務がとてもスムーズだった」との声をいただきました。