RECRUIT採⽤情報
社員紹介
コーポレート
中野 浩二
予算と時間の観点からコストのトータルマネジメントを行う積算業務を担当しています。業界で最も歴史ある会社としての誇りを持って、TSP太陽にしか出せない答えで、お客様のご要望を実現します。
専門学校を卒業以来、TSP太陽一本で、積算を担当してきました。博覧会のパビリオンから、オリンピック等のスポーツイベント、企業展示会など多くの案件に携わっています。
営業担当がお客様に見積書を提出するために必要な案件のコストを算出することが主な業務です。積算は一般的には施設等の原価を求める業務だと思われていますが、私たちは「コストのトータルマネジメント」と捉え、予算だけでなく時間の管理も同時に行います。また、一切の曖昧な表現は許されない立場だと考えています。あらゆる質問に対しては、明確に数字で回答を出すようにしています。
また、TSP太陽の積算担当として「依頼や要望をお断りしない」ということを心掛けています。必ず「どうすれば実現できるか」を考えます。当社は業界で最も歴史が古く、経験もあり、他社にはないノウハウも持っています。突発的なトラブルや課題への対応策も、そういった過去の経験から豊富に出てきます。
以前担当した案件で、博覧会会場の来場者動線と、別に行われていた駅伝大会のコースが重なってしまうということがありました。それも、開催の直前に発覚したのです。「何とかしてほしい」というお客様の要望に、そのとき私たちは「たった一晩で動線上にコンテナを使って橋を架ける」ことで対応しました。普通では考えつかないことですが、過去のイベントや震災時の仮設住宅等で、多くのコンテナを手掛けたTSPだからこそ実現できたことだと思っています。
国際的な大型イベントをお任せいただけるのも、TSP太陽の積み上げてきた経験があるからこそだと考えています。2002年のFIFAワールドカップも私の担当した案件の一つで、広告代理店と組んで、全国のホスピタリティー施設のすべての積算図書を作成しました。当時は初めての国際スポーツ大会だったので、国際基準の専門用語の理解や、たくさんの自治体と同時並行で調整を行うことに苦労したことを覚えています。しかしそれが経験と実績となり、今のオリンピック関連の仕事をスムーズに進めることに役立っていると思いますね。
そうやって、新聞に載るような大きなイベントについてはまずTSPが関わっていけるという今の環境は本当にやりがいですし、誇らしいと思っています。
そのような、他社にない豊富な経験を活かして、今後は自社発信のイベントに取り組んでいきたいと考えています。イベントは「楽しい」というだけでなく、例えば過疎化した地方に人の流れを生んで、街を変えるようなこともできると思うんです。TSPにしかない経験値で、社会に貢献できる事業を実現出来たら素敵だと思いますね。
積算の業務には、一定の知識や専門性が必要なので、どうしても新人を育てるのに時間がかかります。これからは若い世代を育てることに力を入れて、「TSPの積算の誇り」を受け継いでいきたいと思います。
積算の知識と専用ソフトを用いて、イベントの実現に必要な原価を予算と時間の側面から計算して求め、積算図書の作成を行います。