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COLUMNコラム

BIMがもたらすイベント計画のメリット

可視化・精度向上・工期短縮で現場が変わる

毎回異なる会場条件、限られた準備期間、多様な関係者との調整など、複雑な要素が絡み合うイベント現場。とくに計画段階では、会場設営までの限られた期間でレイアウトや安全対策など多くの判断を行う必要があり、スピード勝負の世界ともいえる。

■イベントを開催するまでに生まれる多数の課題

 <主催者の悩み>
「正直、図面を見てもどういった会場ができあがるのかよくわからない」

<会場図面制作側の悩み>
「初めてイベントを担当するクライアントにうまくイメージを伝えられない」

<現場の悩み>
「図面の変更点が現場作業員に共有されておらず困った」
「設営を始めてから図面の問題が見つかり、手戻りが発生した」

こうしたイベント現場で起こりがちな悩み・課題を解決する手段として、近年、弊社での活用が進んでいるのが BIM(Building Information Modeling)だ。BIMとは、建物や構造物を3Dモデルと情報データで一体管理する仕組みのこと。

従来の図面中心のやり取りとは異なり、形状・寸法・素材・設備情報などをひとつのモデルに集約できる。従来の図面中心の手法では得られなかった「可視化」と「高い精度での進行管理」をもたらし、計画のあり方や携わる人の判断軸、働き方までを大きく変革している。 

BIMがもたらすイベント計画のメリット

 1. 完成イメージの可視化:3Dで“誰でも理解できる”計画へ

平面図だけでは伝わりにくかったステージの高さ、テントの広さ、来場者やスタッフの動線などが、BIMならば1つの3Dモデルで見ることができ、誰でも直感的に全体を把握・確認できる。 

イベントの開催にあたっては主催者・施工会社・運営スタッフなど多数の関係者と意思決定をし、共通認識を持つ必要がある。 BIM を導入することで関係者全員が同じイメージを共有できるため、認識のズレを減らすことができるのだ。結果として、意思決定にかける時間の短縮が期待できる。 

 2. 図面の精度向上:干渉チェックでミスを未然に防ぐ

照明・音響・造作物・テント等の仮設構造物など、複数の要素が絡みあって成り立つイベント会場は、寸法ミスや干渉トラブルが起こりやすい。 

BIMは3Dモデル上で事前に衝突を検出できるため、図面自体の精度を高めることができる。「照明とテントがぶつかる」「通路幅が足りない」といった設営開始後の現場トラブルの可能性を低減することができるのだ。 

3. 工期短縮:段取りの最適化でスピードアップ

BIMは事前の図面作成だけでなく、現場の作業者にも大きなメリットをもたらす。作業手順を3Dモデル上でシミュレーションできるため、作業の順番を最適化できるほか、必要な人員も見積もりやすくなるのだ。 

結果として限られた時間でスムーズに作業
を進めることができ、全体工期の短縮につながる。
 

4. 従来手法との違い

従来は「図面+口頭説明+現場判断」が中心だった、イベント会場の計画・設営。
BIMを導入することで “3Dモデルを見ればすべてわかる”  という状態をつくることができる。
これが計画策定の効率化や正確性の向上につながり、イベントの質を根本から変えていくとTSP太陽は期待しているのだ。

TSPMediaでは、今後もBIMを活用したイベント計画について紹介する予定だ。次回は、より具体的な会場レイアウトや動線計画について言及していく。 

BIMの活用に興味を持った方は、ぜひお問い合わせください。

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