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PROJECT実績紹介

地域と一体となって推進する創生事業#01

PROJECT

多賀城1300年の歴史を味わうオリジナルメニュー開発事業
(2022年11月27日~2023年2月 宮城県多賀城市)

01.1日限定のアウトドアレストラン

多賀城市の特別史跡、多賀城跡の城前官衙(じょうまえかんが)。ここは1300年前に創建された古代の軍事関連の役所として使われた建物で、2022年10月に復元された。普段は公園内の”あずまや”として、市民の憩いの場となっている。

 

2022年11月27日、この場所を利用して、「多賀城Outdoor Dining」と銘打った一日限りのプレミアムレストランが出現した。メインシェフには仙台市の1つ星レストラン「nacrée(ナクレ)」の緒方稔氏と地元・多賀城市の「Beau Bourg(ボーヴル)」の高橋修一氏、そして監修には塩竈市で「レストラン・シェヌー」を営むフレンチの大家・赤間善久氏を擁し、各種メディアにも大きく取り上げられた。

 

「この一日限定のプレミアムレストランは、我々TSP太陽が主催した『多賀城1300年の歴史を味わうオリジナルメニュー開発事業』のハイライトとなるイベントです。昼の部と夜の部、各30名限定で、食への感度が高いお客様を招き、オリジナルメニュー『多賀城Olla(オジャ)』をお披露目するのが目的でした」と話すのが、一連の事業を担当したTSP太陽 東北営業所の秋山史啓である。

 

 

「『多賀城Olla(オジャ)』というのは、このたび多賀城市の特産品『古代米』を使用して開発した新メニューの名称です。日本の「おじや」の語源となったといわれるスペインの郷土料理『olla(オジャ)』をイメージして、多賀城産古代米を宮城県産食材の出汁で煮込んだもの、と定義づけました」(TSP太陽 東北営業所 秋山)。

 

この日に振舞われたコースのメインに据えたのが、蟹などの出汁で煮込んだ古代米をエピスソースでまとめ、上に蟹肉をのせて仕上げられた「多賀城古代米オジャスタイル 蟹おじや」。

 

「見た目も味も”素晴らしい”の一言でした。地のものを活かした食材、出汁の風味、古代米独特の歯ごたえ。緒方シェフの創り出す最先端フレンチの世界と、藁や葉や貝殻をあしらった古代風の食器やテーブルウェアも相まって、時空を超えた”作品”に仕上がっていました」(同)。

02.歴史的空間で1300年ぶりの宴席

会場では、サービススタッフが万葉衣装(1300年前の貴族衣装)に身を包んで心尽くしのもてなしを提供し、来場客は地元ワイナリーによるワインを楽しみながら最上級の料理に舌鼓を打つ。

 

「この場所で宴席が開かれたのは1300年ぶりなんですね……」

 

これは、多賀城市役所の吉田氏がボソッとつぶやいた言葉だ。吉田氏は、秋山と共に企画段階から事業を推進してきた市の担当職員だ。

 

「この言葉にはグッときましたね(笑)。そう、ついこの1ヶ月前に城前官衙が復元されて、これが最初の宴席なんです。そんな歴史的な空間で参加者の皆様が喜んでいる光景を見ながら、『この記念すべきイベントを特別なものにできたな』と誇らしい気持ちになりました」と秋山は胸を張る。

〈後編に続く〉

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