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PROJECT実績紹介
「リアル＋オンライン」のハイブリッド展示会＃01
PROJECT
彩の国ビジネスアリーナ2023
（2023年2月8・9日 埼玉県・さいたまスーパーアリーナ）
01.リアル展示とオンライン展示の”いいとこどり”
2023年2月8日と9日に、さいたまスーパーアリーナで埼玉県や埼玉県産業振興公社等が主催する大規模展示会「彩の国ビジネスアリーナ2023」が開催された。この展示会は、BtoB向けのイベントであり、埼玉県内の中小企業を中心に受注確保や販路開拓、技術力向上を促進することを目指している。
20年以上の歴史を持つイベントで、コロナ禍の2021年と2022年はオンライン開催となったが、今回は3年ぶりにさいたまスーパーアリーナを会場としたリアル展示が復活。さらに過去2年間で好評だったオンライン展示を組み合わせて、「リアル展示＋オンライン展示」というハイブリッド型での開催に至った。
オンライン展示は、期間中に専用のポータルサイトを制作・公開し、利用者は来場することなく出展者の概要閲覧ができ、さらにオンライン会議ツールなどで直接商談ができるという仕組みを採用した。
「このコロナ禍によって、”オンライン対面”はかなり身近なものになりました。出展社は製造業が多く、展示会で実際に製品を手に取って見てもらうことが重要ですが、最初だけ気軽にオンラインでコミュニケーションを取っていただき、実際に対面して製品紹介をする……という流れも有効だということに、出展社や利用者の皆さまも実感いただけたようです」と語るのは、「彩の国ビジネスアリーナ2023」の”業務責任者”を務めたTSP太陽の猿渡俊輔だ。
「コロナ禍の情勢緩和によって、要望の多かったリアル展示の復活が確定し、新たな展示会の形として定着しつつあるオンライン展示も引き続き併催しようと。結果、出展者・利用者ともに双方のメリットを存分に生かすことができ、文字通り”いいとこどり”（＝ハイブリッド）はできたんじゃないかと思います」（TSP太陽・猿渡）。
02. 展示会の運営は専門ではなかった
TSP太陽は、遡ること14年前、「彩の国ビジネスアリーナ2009」から関わっており、猿渡も当時からメンバーとして参加していた。
「TSP太陽はもともと、1970年の大阪万博の時代から大型イベントのブースやパビリオン設計・設営については右に出るものはないと自負しておりましたが、こと『展示会自体の運営』に関しては、決して専門分野というわけではありませんでした。そんな我々が、展示会を専門にする他社を差し置いて、ここまでの大型イベントの運営を任せていただけるようになったのは、きめ細やかなサポート体制と主催者様のニーズに迅速かつ的確に応える提案力だったと聞いています」（同）。
「展示会の運営は専門ではなかった」とはいえ、TSP太陽はその時点においてもイベント業界で長い歴史を持ち、その組織力と大規模イベントに関する技術力や知見は業界随一である。それらを結集して「多岐にわたる業務に対して社内に専任者をつける」「定例会議をもうける」など、とにかく強固な相談・連絡体制を整えた。
「以降はノウハウを吸収しつつ、年々アップデートを重ねながら、主催者様や多くの出展社様との関係性を構築してきました。気づけば10年以上経っていた、というわけです（笑）」（同）。
ちなみに猿渡は、「彩の国ビジネスアリーナ2012」から”業務責任者”として現場を率いている。あれから10年超、これだけの実績を積み上げたTSP太陽にとって、今や「展示会の運営は専門分野のひとつ」といえるのではないだろうか。
