私が主に取り組んでいるのは全国規模のスポーツ大会など、周期物件と呼ばれる定期開催のイベントです。繰り返し取り組むことで知識が蓄積していき、仕事のキレが増していきます。 どれだけの席が報道用に必要か、どんな設備がどの程度客席の視界を妨げるか、日光が眩しくなる位置や時間帯、風の影響を受けやすい場所、皇室参加イベントではその安全面の確保にはどうすればいいか。また、予定動員客数に応じて必要な設備や動線も経験とデータから導き出すことができます。 そして何よりイベントのプログラムを誰よりも理解しているから、成功のために必要なご提案ができると思うんです。繰り返しお任せいただいたことによって積み重ねてきたノウハウや専門知識をお客様に積極的に発信し、イベントを成功に導くのが私の役割だと思っています。

イベントを組み立てていく上で、変更は付き物。膨大な資料を扱う設計課では、わずかな修正でも大幅なスケジュールの調整が必要になってくるケースもあります。そこで心掛けているのが、徹底したスケジュール管理です。 どんなに優れた提案も納期に間に合わなければ台無しですから、変更が生じる都度、お客様やチームのメンバーと詳細にスケジュールを共有するようにしています。 さらに資料のフォーマット化などを行うことで設計作業が最短で修正できるようにするなど、全体の効率化は常に意識していますね。こうすることでチーム全体があらゆる変更に素早く対応することができて、結果として柔軟にお客様の要望を反映することができるようになるんです。 繰り返し案件をお任せいただくには、過去から受け継がれてきた信頼をこれからも繋いでいく必要があります。これからも、私たちだからこそできることをお客様にお届けしていきたいと思っています。